ステロイド依存〜脱ステロイドのきっかけ

アトピー
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まず18歳の時です。染髪剤で首が部分的にかぶれて、そこにリンデロンVGというステロイド外用薬を塗っているうちに、改善しないどころか徐々に炎症の範囲が拡がっていきました。首だけだった炎症は顔にも出てきて、それから胸、腕とだんだん大きくなっていきます。それが全身になるのですがその間半年くらいだったかなと思います。

7年以上前の事なのであまり細かい記憶はないのですがその時はまさかステロイドが原因でそうなっているとは夢にも思っていませんでした。 まぁ現在も絶対にステロイドが原因だと言える証拠は結局ないのですが‥

ただ当時の自分もステロイド外用はあまり長く行うのは良くないと聞かされていたので、治っていないまま外用をいったん中止します。 

するとものの数日で全身が真っ赤になりました。 おでこが強張って腕や足も赤く腫れて痛かったのを覚えています。

そしてもうだめだと街の皮膚科に駆け込むと、「紅皮症」と診断されて、確かアンテベート(ベリーストロングクラスのステロイド)を処方されたと思います(紅皮症とは全身が赤くなってしまう症状です)。   それを1週間外用するとあっという間にキレイになり、皮膚科医もその良くなりように驚いていたのを覚えています。少なくともこの時は薬への感受性?が強くて塗れば劇的な効果がありました。そしてステロイドのランクを下げていって完全に落ち着くまで様子見、という話にになったと記憶しています。     

しかしよくなったと思った炎症も結局はすぐにぶり返し、また全身に拡がっていきました。

でもまた同じ皮膚科に行くのは自宅から遠かったという言い訳もありますが、なんというか(また悪くしてしまった自分に責任がある、塗り方が悪いと責められるのではないか)という罪悪感のような思いから違う皮膚科に変えます。 

兎にも角にも、ここから長いステロイド生活がはじまりました。

3年の間色々な皮膚科をまわりますが、結局の所どこも言うことは一緒で「強めのステロイドでいったん炎症を抑えて徐々に弱いものにしていきましょう」というものでした。標準治療というのがそういう方針なのでこれは当たり前ですね。

接客業のアルバイトをしていたのもあり、ちょっとした顔の赤みや手の荒れなどが気になり、ステロイドの量はどんどん増えていきました。

気づけば19歳の頃には毎日、ベリーストロングクラスのステロイドを全身に塗らなければ普通の皮膚を維持できない状態になっていました。 夜中のかき壊しも酷くて寝る前にゴム手ぶくろをして外れないようにその上から手首にガムテープを巻いて寝る、というということもしていましたが、それでも寝てる間に勝手に外して掻き壊していました。 今思えば既に異常な状態です。

そして20歳の時にアトピー関連のサイトやブログを読み漁っているうちに深谷元継先生という方のサイトを発見して、脱ステロイド療法なるものがあるのを知り、現状に限界を感じていたのもありステロイドの離脱を決めました。一応そのサイトのリンクを貼らせて頂きます。https://ciao-tclinic.ssl-lolipop.jp/atopy/

そして今度は長い長いステロイド離脱の日々が始まりました。

‥と言う感じですが今後はそれからの症状や経過画像を現状報告と言う形で載せていきたいと思います。

このブログは自分にいつどんな症状が起こったか忘れてしまわないように、そして文章にすることで自分の中でちょっとした解決案が見つかることもあるかもしれないと思い、自分のために始めました。 それがいつかアトピーで大変な思いをしている誰かの手助けになったら嬉しいです。

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