前々回、「今年はデコルテに関しては浸出液は出ず、そこまで酷くならなそう」といったことを書いたのですが、悲しいかなそうはいきませんでした。 ここ数日の間にデコルテに急激に広範囲の糜爛が形成されて、先日寝ている間に大量の浸出液が漏れ出ていました。
昨年の6月と殆ど同じようになりました。ちなみに下の写真は昨年2020年6月のデコルテと右膝付近です。
現在デコルテの糜爛の範囲は今の所去年より少しだけ狭いので、その分少しは楽ではありますが「見た目」、「体感」共に去年と同じような苦しさがあります。そういえば以前、「一度猛烈に悪化した場所は次の悪化の際は半分くらいの症状で済むのでは」なんていうことも書いた記憶がありますが、結果半分では済みませんでした。が全く同じレベルではなく前回の8割くらいかなといった感覚です。
糜爛が広範囲にできてしまうと風が当たっただけでもその場所が痛くて、クーラーの冷風などが当たるだけでもかなりきついです。こんなのは普通の人にはおそらく理解し難いと思います。
去年の今頃も症状が悪化してあまりにもしんどかったので、救いを求めて東京にある脱ステを専門としている皮膚科に行きました(脱ステ2年目くらいの時に行ったことがあるところです)。結果的にこれといった救いはなかった(やはり脱ステ脱保湿というのは良くなっていくのをじっと堪えて待つだけということを再認識させられた)ですが、先生は「胸のジュクジュクが辛そうだね〜」と言っていたのと当時脱ステから5年経っていたのですが、5年も経つのにまだかなり悪い状態なのは珍しいというような反応「もう脱ステから5年も経つんでしょ?それでこの状態かぁ 」という反応をされていたように記憶しています。
確かに大体の脱ステ患者は最初の一年くらいでリバウンドのピークを迎えて、あとは徐々にほんの少しずつであっても良くなっていっている人が多いように思えます。自分の様に5年も経ってまだ経験したことないような悪化をする人は少ないのかもしれません。
ただ脱ステをして治った人はその経験を人に話したがると思いますし、逆に治らなかった人は話したがらないと思うので、治った人の体験談が目立って目につきやすくなるはずなのです。実際は脱ステをしても何年も良くならなかったり、早期に挫折した人のほうが多い可能性もあるかと思います。脱ステ当初は脱ステを専門としている医師にかかっていても、辛さに耐えられなくなってステロイド治療に戻ったとしたらその脱ステ医のもとには恐らく2度と戻れないでしょうし。
どうでもいい話ですが、自分が他の人に比べて我慢強いだとか精神力があるとなんて思っていません。むしろ普通の人より我慢弱い筈です。ですが未だ頑なに薬を塗らないのは、塗ってしまったら必ず元の木阿弥になると確信しているからです。6年前まで、毎日毎日薬を使ってなんとか普通の皮膚を維持していた頃を思うとあまりに不自然な生活でした。現在のように皮膚の痛みこそありませんでしたが、引っ張るとごっそり抜ける髪の毛や顔の異常なほてり、いくら食べても満たされない異常な食欲があったのを思い出すと、今の痛くて痒くて仕方ないけれど、人工的に症状を抑えてはいないという感覚の方がまだマシなのです。まだまだ良くならないのはそれだけ蓄積させてしまったものが大きいのだと思っています。
というわけで今年も昨年と同じようにヒドい悪化をしているわけですがこれ以上悪くなるか、それともそろそろ持ち直し始めるか暫く様子見といった感じになりそうです。
コメント
はじめまして。
当方脱ステ2年半目ですが、脱ステに関する考え方に共感して全ての記事を読ませて頂きました。5年越えてもこのレベルのリバウンドが来るのはきついですね…かく言う私も未だに中程度のリバウンドに悩まされていますが笑
ところで入浴はどうしてますか?自分は以前湯の素という入浴剤を使用した際、リバウンドの症状が軽減してQOLが少し向上しました。Amazonで1600円位ですのでお試しで使ってみてはいかがでしょうか?しかしこの入浴剤、体には良いのですが成分がガチなので自宅の浴槽、配管を痛めてしまう諸刃の剣なのです。そういった理由で私は2週間で使用を中止しましたが、追い炊きさえしなければ理論上は配管は痛まないはずです。アマゾンのレビューも参考にしてみて下さい。
最後にこのブログの文章と画像をそのまま引用してYouTubeにアップロードするっていうのはどうでしょうか?YouTubeだとコメント欄で情報交換等も気軽に出来ると思いますので。
長文失礼しました。
はじめまして。コメントをくださりありがとうございます。
症状に一喜一憂している中で自分の考えもコロコロ変わるので、ブログの内容も一貫性がないかもしれませんが見て下さっている方がいるということをこうして実感できるとかなり励みになります。
本当に、脱ステを始めた頃に思い描いていた未来とは大きく異なり落胆することばかりです(笑)
現在入浴は、脱ステサイトなどで入浴は制限するべきというのを見ていたので月に1回するかしないかですかね。シャワーですら3日に1回くらいなので一般人から言わせればかなり不潔だと思います(笑)
湯の素ですか初耳です。なるほど、追い炊きは基本しないので、少し後になるかもしれませんが試してみようと思います。
たしかに、今どきブログでは誰も見てくれないと思うのでそれも考えたいですねー。 自分は歳のわりにネットに疎いので上手くできるか自信がありませんが(汗)
重ねてですが色々と情報を有難うございます。はじめてここでコメントをいただいたので良い意味で驚いています。
返信ありがとうございます。
恐らくほとんどの脱ステ経験者の行動パターンの1つとして「とにかくたくさんの脱ステブログを読み漁る」というのがあると思いますが、脱ステ完了→ブログ終了という場合を除いていつの間にか更新が途絶えてしまうブログがほとんどで「それでその後どうなったんだよー」とモヤモヤするのです。そんな中、非常に貴重な現在進行形で脱ステの記録を拝見する事が出来るこちらのブログに行き着いた次第です。
脱ステという治療方法は周りの人には理解されにくく、例えるなら出口の見えない真っ暗なトンネルを手探りで進んで行く様なもので、それは非常に孤独で過酷な戦いであります。だからこそブログやSNSで経験を共有してくれる戦友がいるというのが大切な事だと思うのです。そういう意味で、YouTubeは良いんじゃないかなぁと。まぁ、気が向いたらやってみてください笑
脱風呂は脱保湿の一環で自分も1年前位までは二週に1回程度のシャワーを実践してましたがいまいち効果を感じられなかったので掻破による傷が少なくなってきたタイミングで毎日入浴に切り替えました。湯の素はそんな中で出会いました。脱脱風呂が果たして正しいアプローチかは分かりませんが、脱風呂の乾燥による無限落屑(分かりますよね?)からは解放されました。今現在は別の温泉成分の入浴剤を使用しております。
すいません、また長文になってきてキリがないので今日はここらへんでやめますね笑
ではまた。