2015年に脱ステロイドを始めてから5年間、塗り薬は塗らず(極稀に馬油を塗ることはありました)、飲み薬もせいぜい飲んでビタミン剤、食事もそこまで節制せず、どんなに悪くなっても放置で過ごしてきました。
結果はというと脱ステ直前(ステロイドを多用していた時)の「痒さ」「頭皮の脱毛、抜毛」「異常なほてり」は軽くなりました。まぁ悪化時は別ですが、自分の体がなんとなく自然に近づいてきたような感覚はあります。
ただ5年も経っても健康な(?)ステロイド依存前の皮膚には戻らず、見た目も「色素沈着」「色素脱失」「皮膚萎縮」がかなり残り、体のどこかしらは常に痒いです。
自分の場合ベリーストロングのステロイド外用薬が殆ど効かなくなってきて、次は最強ランクのストロンゲスト(デルモベートなど)を塗らなければならないことに不安を感じて、それは避けて脱ステ、脱保湿に至りました。
途端にやめたので身体にもかなり負担だったと思いますが、若いからどうにかなるだろうという感じでいました。 正直1年もすれば良くなると思っていました。 …があまかったです。
中には1年もすれば殆ど改善する方もいると思います(そっちのほうが多い?)。
ただ私のように長引く人も一定数居るはずです。
自分がどれくらいで良くなるかは、「現在の年齢とステロイドを塗った量と期間」で決まると思います。
私の場合脱ステ当時の年齢は20歳と若かった(と思う)のですが、ステロイドを塗った量と期間が大きすぎたのだと思っています。 それによって皮膚のもとに戻ろうとする力をかなり失ったのだろうと。
もし今全身にステロイドを塗らなければ維持できない、もしくは既に維持する事が難しくて破綻を少しでも感じている方はすぐにでも止めるべきだと思います。
毎日のように薬を塗る期間が1年以上続いていたらかなり危ないかと(自分は3年半塗り続けていました)。
これは経験と体感による当てずっぽうですが、塗り続けた期間が1年〜2年までで20代なら3年以内に全身元通りになる可能性も高いのではないかなぁと‥感覚を開けて塗っていた方ならもっと早いと思います。
でも結局は個人差もありなんとも言えないところですよね。最近はデュピルマブや塗り薬の新薬も出たようなのでそういった選択肢もありなのかもしれません。
ただ、いずれにせよ注射を打ち続けたり何かを塗り続けなくてはならないようでは寛解や完治とは到底言えないと思います。
何にも頼らない皮膚(身体)を目指すことが大事だと思います。
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