アトピーとリンパはかなり密接な関係にあると思っています。アトピー好発部位と呼ばれる場所も、自分の症状が酷い場所も、「リンパ節」と呼ばれる部分と被っているところが多いです。
リンパが体の老廃物を回収する役割を担っているのを考えると、個人的にはやはり体内で余った(または蓄積した)栄養素や老廃物が皮膚を介して出てくるのがアトピー悪化、そして脱ステ後の悪化の原因になっていると思っています。
前にも同じようなことを書いた気がしますが、脱ステ後から数年間は全身がまんべんなく猛烈に痒かったのですが、暫くすると本当に痒い場所はある程度決まってきて、その中でも「痒みの発信源」みたいなものがあり、それがリンパ節と呼ばれるところが多いということに気づきました。このリンパ節を中心に炎症や痒みが他の部位へ伸びていっているようなイメージがあります。ちなみにステロイドを使っている間は、逆にリンパ節付近はツルツルスベスベでその他の場所に症状が出ていました。それがすごく不思議です。その当時は好発部位に症状が出ないものですから自分はアトピーとは違う病気ではないかと思っていたくらいです。いま自分は、アトピーというのは体内の老廃物を皮膚から積極的に排出する体質という認識でいるのですが、薬を長期に使用するとその体質を変えてしまうのではないかと思っています。
一番痒いと感じる箇所、夜中に1度は猛烈に痒くなる箇所がかなりリンパ節と一致しています。そもそもアトピー好発部位と呼ばれるアトピー患者の多くに症状が出る箇所も大体がこのリンパ節付近です。
最近、特に掻いても掻いても痒みの元に届かないと感じるのが首(鎖骨の上辺り)で、手で思い切り押したり引っ張ったりゴリゴリやってもずうっと凝っているような鈍い痒さがなくなりません。鎖骨のリンパ節は、体の末端からスタートするリンパ液のゴールだそうです。回収された老廃物が一番多く集まる場所だから何かあるのかも。
リンパ液は血液でいう心臓のように「ポンプの役割を果たすもの」がないから、基本的に筋肉の動きでゆっくりと循環すると言われています。となるとリンパ液も血液と同じくなるべく流れを促進させたほうが良いように思います(汚れているなら尚のこと)。筋肉の動きで流れるなら、ウォーキングやジョギングやストレッチのほか、全身を使った筋トレなども効果がありそうです。
リンパ節とアトピーについて触れている記事がないかと思ってざっと調べたのですがあまり見当たりません。リンパには触れていませんが、四肢屈折部位に症状が出るのはどうしてかを述べているものをみつけました。自分の考えとは全く違ったというか、「その発想はなかった」という感じなのですが…
簡単に言うと「屈折部位は体を動かすときに一番よく使われるから、たくさん酸素を消費して活性酸素が発生するからアトピー症状が強く出る」といった内容が書かれています。個人的には(う〜ん?)という感想ですが、私より断然賢い人が研究して出た答えだと思うので御一読される価値はあるかもしれません。以下のサイトです。↓
http://何故四肢屈曲部位がアトピー性皮膚炎の好発部位か
何にせよまだまだアトピーというものは解明されていない病気なのだなと思います。やはり命に関わらない病気だからでしょうか。確かに、自分も経験した全身ドロドロでゾンビのような状態になっても、命を脅かされていると感じたことはありません。いっそ死んでしまいたいと思うことは多々ありましたが…
もしかしたらアトピーというのは、病気にならない為に体が起こしている反応なのかもしれないなとも思います。
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