アトピーは血の病気か(瘀血、瀉血、天然刺絡?)

アトピー
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  • 東洋医学・鍼灸・漢方・ツボ療法などと聞くとどうしても少し胡散臭いようなものを感じてしまう所があります。これは私のただの偏見であり、本当にすばらしい治療をされている整体師さんや鍼灸師さんは沢山いらっしゃると思いますが、お金儲けしか考えていない医院やネット記事も沢山蔓延っているからだと思います。自分はそういった治療を受けたことはありませんが、東洋医学も理にかなっているのかなと思った体験があります。瘀血(おけつ)・刺絡(しらく)というものについてです。

瘀血(おけつ)とは、本来の機能を発揮していない血液(滞ったり、経脈から離れた血液)のことを言い、それが体に悪い作用を及ぼしてしまうと東洋医学(漢方医学とも)では考えられているそうです。針を刺してその悪くなった血を抜くのが刺絡(しらく)という治療です。

脱ステを始めて3年目位からだったかと思いますが、手指の先からよく血が出るようになりました。正確には自分で搾って出しているのですが、これをすると(意図的に血を抜くと)手の痒みと熱感が急激におさまります(おさまるのは全身ではなくあくまで手だけですが)。自分は夏場でもよく手指にあかぎれを起こすのですが、そのあかぎれ部分をギューッと絞るような感じで圧を加えると血がポタポタ垂れてくることがあります。普通あかぎれというと冬の乾燥でできるものですが、私の場合は一年中できます。

あかぎれを絞って血を出すなんて普通の人なら考えられないと思います。
というか私のような脱ステ後の重症患者でもなければ、絞っても血なんて殆ど出てこないと思います。皮膚から排泄するアトピー体質特有の現象だと思っています。
自分はそういう時は血が出なくなるまで出すのですが、そうした方があかぎれが塞がるのが早くなります。逆に絆創膏を貼って傷口を守ろうとすると患部が蒸れて湿潤するばかりで痒みも強くなり、なかなか治りません。

最近良く起こる現象として、↑のように爪の生え際(爪と第1関節の間)が痒くなり、なんのきなしに搔いているとポツッと小さい穴のようなものが1~2個できます。そこに圧を加える(搾る)と必ず血が出てきます。量はその時々で違い、何回搾ってもポタポタ出てくることもあれば数回で出なくなるときもあります。たくさん血が出るときはそれだけ余計な血が皮下に溜まっていたのだなと個人的には思っています。この血が止まるまで基本的には搾り続けます。言い方が気持ち悪かったらすみません。

漢方医学の井穴刺絡(せいけつしらく)という指先に針を刺して血抜きを行う治療法があるそうです。以下、鍼灸治療院のホームページからこの治療について引用させてもらいました。

井穴刺絡は手足の爪の角より1~2mmはなれた部位のツボを針を刺し点状出血させる療法です。

病症を自律神経異常亢進だと考え、病症に適した井穴(せいけつ)を求めて刺絡(しらく)(針を刺すこと)することです。

刺絡することで点状出血をおこない、約30~40滴位行うことにより自律神経(交感神経と副交感神経があり意思とは無関係の神経)の異常亢進を抑制し(高くなった自律神経を低くする)生体の恒常性を維持する作用が認められ、病症を治す施術です。

大矢鍼灸院HP「http://e-hari.com/free/2」‹井穴刺絡›より引用。

上記で説明している場所と、自分の指先から血が出る場所が殆ど一致しています。完璧なツボの場所とは多少ズレてはいますが痒くなったり血が出るのはほぼ同じポイントなので、上記した井穴刺絡と同じことを体が自分で起こしているのではないかと思っています。他の鍼灸治療のサイトには患部の熱を冷ます治療とも書いてありました。

アトピーがひどい人は寝ている間にシーツが血まみれになるといいます。自分もステロイドを使っている間はずっとそうでした。とにかく色んな場所から血が出ていました。脱ステを始めてからは、今度はシーツが黄色い浸出液まみれになるようになりましたが…
もしかしたらアトピー症状(体質)の1つに「汚れた血を体外に排出する」というのがあるのかもしれません。血液が汚れやすい、言わば血の病気なのかなとも‥ もしそうなら、なるべく血液の質を良くしてサラサラにするような取り組みが、アトピーの症状緩和にも繋がる可能性があるのではとも思いました。ど素人なので、砂糖を控えて玉ねぎ食べるくらいしか思いつきませんが。。。

まぁただの体感をちょこっとかしこまって書いただけなのであまり信じないで下さいね。

コメント

  1. ポッキー より:

    こんにちは。
    最近の経過はいかがでしょうか?自分が知る限り、リアルタイムで更新されていた数少ない脱ステブログでしたので、また近況報告あると嬉しいです。
    もし停滞しているなら長風呂をお勧めします。えっ!?と思うかもしれませんがいわゆる逆張りというやつです。そもそも脱ステもプロアクティブ•リアクティブ療法に対する逆張りだと思ってますので。もし経過良好であればそれに越した事はありません。

    • datsusuteart datsusuteart より:

      ポッキー様
      せっかくコメントを頂いていたのに気づくのが遅くなってしまいました、申し訳ありません。

      はっきり言って現在症状は芳しくないです。
      なるほど逆張りですか。自分も「水分制限」と脱ステ医がしきりにおっしゃるのに対して、水分摂取や入浴はありなのではないかと思ったことがあります。
      数年前、症状がひどくて体中臭くてどうしょうもないときに、半ばヤケクソ気味に1時間くらい熱いお湯に浸かったら一気に症状が緩和していったことがあります。

      アトピーの人は冷え性が多いと思いますし、入浴に頼って体を芯から温めること(特に冬)は時に重要な気もしますね。
      癌も薬を使わなくても体を温めることと呼吸を意識することで治るときいたことがありますし、冷えというのは色々な病気に繋がりそうです。

      今回もご心配、アドバイスをいただき本当にありがとうございます。暫く毎日入浴をしてみようかと思います。

      • ポッキー より:

        よく見たらちゃんと更新されてましたね。ブログのレイアウトが変わったので気づきませんでした。因みに最新の日記はどうやったら検索できますか?

        これはもしかしたら脱ステ中の方全員に当てはまるか分からないのですが、自分の場合長く湯船に浸かっていると痒みと共に内側から垢の様な物が浮き上がってくるんです。この垢が身体に溜まってる老廃物なんじゃないかと勝手に思ってます。垢は部位によって白かったり黒かったりするのですがそれはそこの皮膚の色に相関していて浅黒い部位(これの意味分かりますよね?)は垢が黒かったりします(恐らく以前ブログで書かれていた風呂上がりの落屑の色が〜と一緒な気が‥)。日中や夜中に来る痒みはこれを出そうとしてるんではと。

        ただ、身体をガリガリ擦る訳ですので肌の状態が落ち着いてる時に試すのが良いでしょう。荒れて無い部位で試してみるのも良いのですが不思議と痒みも無くツルツルしてる部位は垢も出ません。自分はこのアプローチで停滞期からワンステップ前に進めた気がします。

        長くなりましたが最後に質問です。脱ステアートってどういう意味ですか?以前から気になってました。

        • datsusuteart datsusuteart より:

          見辛くなってしまってすみません。未だにサイト表紙の設定がよくわかっていないのですが、新しいものが上に来るように直したいと思います。

          なるほど、入浴中に浮き上がってくるという感覚は感じたことがなかったのですがフヤケ?とともに表皮より少し下の老廃物が出てくるのですかね。
          自分が悪化の予兆を感じる時、パット見普通でも皮膚に縦に(平行に?)光を当てるとボコボコして見えます。そうなると数日後には確実に猛烈なかゆみとともに掻き壊してボロボロになるので、遅かれ早かれ出てくる湿疹や浸出液の正体だと思っています。
          長めの入浴はそういう「出るべきもの」が出るのを早めてくれるような気もしますね。汗ばむ運動も似たような効果があるかも。
          仰られる通り、落屑や垢の色はそこの皮膚の状態によって変わりますね。
          自分の場合は小悪化時は黄色く、大悪化時は黒くなります。

          脱ステアートですが、たいした意味はありません。
          絵を書くのが趣味なので何となく後ろにartとつけてしまっただけなのです(笑)。
          気にさせてしまってすみませんm(__)m