脱ステ推奨派医師の話をきいて

アトピー
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「どうかステロイドが効いているうちに止める勇気を持ってほしい」

脱ステ推奨派の医師としてはわりと有名な先生が脱ステ・脱保湿について専門的に話している動画があります。載せても問題ないと思うので一応リンクを貼ります。リンクはユーチューブに掲載されているものです。

動画は25分位あります。前半は

  1. 「脱ステ後すぐには悪化せず、暫くしてからリバウンドを起こしてくる人がいる」
  2. 脱ステ治療中に急激に軽快して一気に肌が白くなる人がいる(女性に多い)」
  3. 「脱ステ数年で寛解した後、数年後に起こる強いリバウンドがある」

といった話をされています。後半はどちらかというと湿疹もちの小さいお子さんを抱えたお母さん向けの内容になっています。前半は脱ステを始めようとしている人、現在脱ステをしている人などにとってかなり重要な話をされているんじゃないかと思います。

このほかの男の先生たちのお話は、独りよがりで聞き手を考えていない、本当にお医者さんなのか疑うような喋り方なので大変分かりづらいです。この女性の先生の話だけは素人でも聞き取りやすく、理解しやすいのでおすすめです。

① 脱ステ直後にはリバウンドを起こさないのかと思いきや、暫くしてから一気に悪くなる人がいるという話もされておりこれは小さい子に多いそうです。
大人の場合にも1年くらい燻ったあとに一気に悪化する場合もあるとのこと。
大人の場合の話では、個人的にはステロイドを長期に使用した30代以降の人に特にこういう傾向が見られるのかなと思っています。薬の連用で免疫機構が弱りすぎたり、歳を取るに連れて体の反応が鈍くなってくることが原因ではないかと。だからこそ断薬するならなるべく早い(若いうちの)ほうが良いと思います。

② 急速に軽快して肌が白くなる人がいる(女性に多い)というのは、ちょっと希望の持てる話なんじゃないでしょうか。先生は「皮膚に蘇りのスイッチが入るのではないか」ということを言われていました。生活面、精神面でのちょっとした変化が皮膚に作用するのか、たんに良くなるときは急速に良くなるものということかもしれませんが、女性に多いとなると生理による老廃物の排泄なども関係あるのかもしれません。

③ 寛解後に数年経ってから起こる強いリバウンドについてですが、これはそもそも寛解していなかったんじゃないかというのが個人的な感想です。
脱ステ診療をしている皮膚科のHPなんかで、「脱ステ開始から1年でこんなによくなりました」みたいな写真が貼られているのを見かけます。
大悪化している状態とかなり沈静化した写真を見比べるとまるで完治しているようにもみえますが、よくよく見ると赤みは満遍なく残っていたり、まだまだ健常な皮膚とは言えない皮膚だったりもします。

結局間近で見ても健常者の皮膚と遜色がないくらいにならないとリバウンドの危険性は常に付き纏っているのではないかと感じます。というより(リバウンド(悪化)を繰り返すごとに、一皮剥ける感じで少しずつ健常者の皮膚に近づいていく)というのが今の私の感覚です。

脱ステ後数年経ってから大きなリバウンドを起こすのには、基本的にきっかけがあるとも話されています。
主には「過度な水分接種・リップの連日使用・ステロイドを再度塗ったetc」だそうです。これをスイッチリバウンドと名付けているそうです。
ただこれも個人的な感想ですが、きっかけがあろうとなかろうとスイッチリバウンドは遅かれ早かれ起こるものだと思っています。過度な水分摂取やリップの連日使用くらいで起こしてしまう大悪化なら、一生過度なダイエットや食事制限をするようなものでいくらなんでも無理があります。それを早く起こさせてしまうきっかけがあるかないか、むしろどうせくる悪化であれば、ちょっとしたきっかけを作って早く起こさせてしまったほうが後が楽だとも思ってしまいます。
脱ステ・脱保湿で良くなったという方でも「どこか皮膚の色が黒っぽい」だとか「首のシワが異様に深くて水々しさがない」ような方の場合は、まだ皮膚の中に燻っている何かがあると思っています。
アトピーで皮膚を悪くする前の、本来の肌の色に戻っていないのなら、まだまだ油断は禁物だと思っています。

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