「アトピーと糖質制限」アトピー治療と糖尿病対策のため、はじめてみた糖質制限

アトピー
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糖質制限を始めて3ヶ月経ったのですが、結論から言うとまだ別に体調にも皮膚にも、良い変化などは起きていません。
なので糖質制限によるポジティブな体験談を求めている人はみなくて良いと思います。
そもそも体質改善というのは半年、一年単位で臨まなければ変わらないと思っています。

脱ステ後、以前までは極端に悪くなることがあっても1ヶ月もすれば必ず小康状態くらいには回復していました。傍から見てどのくらいキレイになっていたかはわかりませんが、アトピーだと言わないと気づかれない事も多かったです。
まぁそれは腕や足など、常に症状が出ている場所は長袖で隠していた上、顔だけは他の部位よりは悪くならなかったのも理由なのですが。

ところが2年前に信じられないほどの悪化が起き、そこから殆ど小康状態にすらならない状態で今まで来てしまいました(その間に小康状態であると書いたこともあるかと思いますが、思い返してみると明らかに小康状態などとは言えず、糜爛部分も多く酷い状態でした)。毎夜々々堪らなく痒くなり、夜中に掻きむしるせいで傷だらけになった皮膚に空気が触れるだけでも痛くなり、朝ベッドから起き上がるのが本当に辛く日中は歩くだけでしんどいという。そんな状態をほぼ2年間続けてきました(『こんなに耐えてきた』みたいに偉そうに聞こえてしまうかもしれませんが、脱ステを決めたのはもちろん自分なので好きでやっているようなものです)。
良いのか悪いのか、全身の皮膚が痛いことにも、夜中に猛烈に痒いことも当たり前になってしまったので、ある程度慣れてしまいました。
とはいえ現在の低下した生活の質、今後の人生、何より見た目の問題を考えた時にこのままひたすら良くなる日を待つだけというのもあまりに投げやりだと思い、生活の何かを変えようと思いました。その間に正直もう一度ステロイド剤を使おうかという考えも浮かびました。悪い状態があまりに長く、いつよくなるかもわからない状態で過ごしていたら人生のかなりの時間を無駄にすることになるとも思ったので潮時かもしれないと思ってしまうこともありました。ですがやはり今の酷い体は、元に戻ろうと必死に頑張っているようにも思えたので脱ステ脱保湿はこのまま続けることにしました。


私事ですが、つい最近ボロボロの家から新居(とはいえ賃貸)に引っ越せた事もあり、汚い家に住んでいるというストレスから開放されました。「汚い家の中で、肌がボロボロの浸出液にまみれた同じく汚い自分が暮らすのはお似合いだ」とずっとヤケクソで自暴自棄になっていたので精神衛生上よくなかったと感じています。部屋がキレイになったのに伴って、皮膚もキレイにするためになにか良いことをしていこうと思いました。やはり最初に思いつくのは食事と運動で、運動はある程度している自覚があったのであとは食事だろうと思いました。

自分は5年前くらいから巷で「半断食」や「1日1食」と言われている食生活をしていました。半断食は朝食だけ抜くようですが、自分は朝食も昼食もほとんど摂らずに夜だけ死ぬほど食べるという極端な食生活を送ってきました。芸能人でいうとタモ◯さんなんかがそうだったと記憶しています。

元々かなりの大食いなので朝と昼を我慢して夜だけ食べるものですからその量は相当なもので、「米2合、おかず4人前、その他お菓子1袋とお酒」位を平均して食べていました。まぁ3食分を一度に食べるようなものなので「量」は置いておいたとしてまずかったと思うのが、約24時間開けてから一気に大量の炭水化物を体内に入れるのでおそらく血糖値が急上昇していたことです。毎回、食後は座っていることも辛くなりベットに40分位寝転がっていなければ居られなくなっていました。


最近糖尿病についてほんの少しだけ知る機会があり、このままだとアトピーもまずいけど糖尿病まっしぐらなのではないかと思ったのもあり、血糖値のなるべく上がらない食生活に変えようと決心しました。決心するのが遅すぎますが…
それで始めたのが糖質制限で、「糖尿病に良い食生活をしていればもしかするとアトピーにも良いのではないか」と思った所があります。
昔お世話になった脱ステ医の一人がしきりに糖質制限を薦めていて、全く信用していなかったのですが今になって1度騙されてみようかと思った、というのは嘘ですが自分の体で試してみようかなと思いました。

元来めんどくさがりやの私は、細かく食事中の糖質量を計算して献立を立てたりするのは絶対に無理だと思ったので、思い切って主な炭水化物は全てやめてしまうことにしました。米・パン・麺類・砂糖です。これまでコンビニに立ち寄ってはおにぎり、菓子パン、甘いジュースや缶コーヒーを買っていました。とは言ってもある程度は砂糖の摂りすぎには注意していたつもりではいますが。それを一旦ナッツ・卵・チーズ・ヨーグルトに代替することにしました。計算していたわけではないのでわからないのですが、一日300g以上摂っていた糖質を100〜120gくらいにはできていると思います。その代わりに脂質の摂取量が相当上がっているのでこれはこれでどうしたものかなのですが‥(汗)


さて、それで皮膚が変わったのかというと今の所は目に見える変化は何も起きていません。相変わらず全身粉まみれのような状態ですし、掻き傷が痛くて日中が辛いのは変わらず、たまに額やら肩から浸出液も出ています。まぁ脱ステ後の生活を経験してから何事も1日2日、1ヶ月2ヶ月程度では変わらないと気づいたので、仮に良い効果が出るとしてもまだ先だとは思っています。逆に悪い結果になる可能性も大いにあると思います。これまでの3大栄養素のバランスを大きく変えているので…

いずれにしても現状が変わらないなら何か自分から変えてみるということをしないといけないなと思った次第です。人に聞くだけ、ネットで情報を集めるだけでは大事なものを見落とす可能性があると思います。結局の所ひとりひとり遺伝的要素や体質が違うので自分の体で試してみなければわからないことが数多くあるはずです。
またあまり需要のなさそうな話をしてしまいました。ここからさらに数ヶ月して何か皮膚に変化があったらこの糖質制限について書きたいなと思っています。

追記「アトピーと糖質制限 その2」糖質制限で皮膚は変わったか


コメント

  1. ポッキー より:

    糖質制限、良く聞くけどどうなんでしょうね。自分も少しだけやってみましたが個人的には効果の実感は無かった気がします。ただ、1つだけ言えるのは食後に血糖値スパイクが起こった時は確実に痒くなるって事です。そこだけは気をつけて食べ過ぎ無いようにはしています。ただでさえQOLが低下してるのに食事までストイックにする必要はないかなぁと。

    自分は最初のでかいリバウンドの後ずっと小康状態が続いてる感じなので気持ちは凄く分かります。最近思ったのですが脱ステの辛い所は痒みや痛み(も、もちろん辛いのですが)ではなく終わりの見えない苦しみに耐えかねてステロイドを再開するのも、このまま出口の見えないトンネルを彷徨い続けるのも大変、詰まるところ行くも戻るも出来ない状態なんではないかなと感じでおります。何か確実に前進出来る方法論でも確立出来れば良いのですが…

    個人的に今後試してみようと思ってるのは筋トレと温泉療法(豊富温泉みたいな)ですかね。筋トレは強制的に代謝を促すので理屈では良くなるはず。今までの感覚で体内に溜まった老廃物は皮膚ではなく筋肉にある様な気がするのです。そこを入れ替えてあげれば好転しないかなって。

    • datsusuteart より:

      コメント頂きありがとうございますm(_ _)m

      自分も炭水化物も含めてバランスよく食べつつ、食べ過ぎないように節制できれば良いのですが、節度がないので結局糖質の摂りすぎになっていました。今は食後の眠気だけはなくなったのでとりあえず血糖値スパイクは抑えられたなと思っています。

      確かに、終わりが見えないというのが1番のストレスですよね。 
      脱ステ期間が長いほど、ステロイドを使ってしまったらこれまでの脱ステ期間が全て無駄になるような気になりますし‥

      老廃物が筋肉にあるような感覚、ものすごくわかります。いつも皮ではなく肉が痒いって感じます。激しめの筋トレで今ある筋肉をどんどん壊してやれば改善が早まるかもですね。

      アトピーの人は代謝が悪い人が多い印象なので、代謝をどうにかして上げられれば良い方向へ向かいそうですよね。