とりあえずここ1年くらいの皮膚の変遷をパラパラと(とても閲覧注意)
気付けば薬をやめて7年半も経ちました。
どうでもいいことですが、やはり月日を数えてしまう自分がいます。昨年(2022年)は、ほぼ良くなることがない1年でした。「死ぬほど辛い」という状態にはならなかったものの、目立った改善も全くしない年でした。大した改善もなかったので1年以上続けた、やや雑な糖質制限(ミックスナッツ主食生活)をほぼほぼ開放してみました。食べ物をあるていど適当にしましたが、今のところは良くもならず悪くもならず変化はありません。そもそも、この脱ステ後の7年間の皮膚は普通ではなさすぎて、現在の自分がどんな状態なのかも客観的に見れなくなってきているような気もします。
ただ、「良くならなかった」と感じるのは見た目の話で、「痛み」、「痒み」、「不快感」などの体の嫌な感覚は本当にマシになりました。あくまでマシにですが…
感覚が楽になってきているのに見た目がついて来ないというのが不思議です。でも「皮膚の奥、筋肉が痒い」というような、届かないところが猛烈に痒いという感覚はほとんど無くなりました。これまでは明らかに皮膚ではなく肉が痒いと感じていました。。より【皮膚を悪化させている何か】が皮膚表層に出てきたのかもしれません。内部での問題がだんだん外側に出てきて、皮膚表面だけの問題になって、次第に治っていくのかもしれません。まぁ私の場合は時間がかかりすぎですが……
気づいたら殆どが手と顔の写真でした。自分が一番目がいきやすくて撮影するのも楽なのが手なんですよね。あと顔はやっぱり一番見た目が気になってしまうので、撮りづらくても定期的に写真に収めます。ということで他の部分の画像がほとんどないです。
手や腕、顔が悪い時は全身が大体同じような状態になっています。
自分で振り返りやすいよう日付を入れたものと、めんどくさくてそうしてないものがあります。今年は、例年なら初夏から秋にかけては良くなる顔と手首と手の甲も、ずっと悪い状態でした。数年前のような激烈な悪化をしているときは顔や手首は案外普通だったように記憶しています(色は今よりどす黒かったですが)。手首から血を出しているグロテスクな写真を載せてしまいましたが、血がよく出る年でした。
今まで浸出液だったものの殆どが、最近は血に代わっています。それに関しては悪いことだとは思っていないのですが、見た目がよりショッキングになりますね。傍から見たら浸出液よりも血が出ている方が重症に見えると思いますが、血に変わってから体感は楽になった気がします。最後に載せた耳付近の画像は最近のものですが、粉こそ吹いているものの色は白くなってきていて悪くはないように思います。皮膚の硬さ、乾燥具合、色味も日によってコロコロ変わります。
あと感じるのは、体の左半分と右半分で皮膚の色が結構ちがっていることがあります。自分の場合は体の左側に比べて右側が治りにくいような感覚があり、手の甲なども左手は白っぽいのに右手だけやけに黒っぽいことがあります。右手だけ日焼けするようなことをしていないので、身体の効き側というのでしょうか、代謝が良い側とそうでない側がもしかしたらあるのかもしれません。
赤ら顔が治らない
今一番気になるのが赤ら顔です。朝起きて1時間くらいすると顔の上半分がほてってきて、赤くなります。お昼頃になるとやっと少しだけマシになるのですが、1日を通して基本的に赤ら顔になっています。顔の下半分と鼻の根元あたりまでは普通の肌色で、赤いところと綺麗に境界線ができています。今までは顔全体が少し緑がかった黒さをしていたのが今はそんな状態です。顔の下半分に関しては顔色が黒っぽくなる前の自然な肌色になってきているので、これも治癒していく中の過程なのだと思います。
人にも「日焼けしてる?」と、ここ1年くらいの間に何度か聞かれました。他の人には日焼けに見えるようなので、そこまで病的な見た目をしているわけではないようで少し安心しますが、それにしても人に指摘されるほどの色になっているわけですから早くおさまってほしいところです。
脱ステ後は最後にこの赤ら顔が残るんじゃないかなと感じています。火照っているということは炎症も起こしているのかもしれませんが、血流が良くなっている証のように思います。毛細血管がなかなか正常に戻らず、皮膚の色もどす黒くなっているところから、血流が改善しだすと赤みとして現れるのかなーと。
経過に関しては以上です。
忘れた頃に治る?
なんてよく言いますが、これはほんの少しだけ体が楽になってきた今、「確かにそうなのだろうな」と思うところがあります。とは言っても順番は逆です。「治ってきたから忘れる」わけですね。アトピーは重症のうちは24時間どこかが痒くてどこかが痛いものです。そうなれば当然1日のうちの殆どの時間アトピーに意識が向くことになります。それがほんの少しずつ良くなっていくと、痒さも痛さも感じない瞬間がちょっとずつ増えていきます。病気に意識が向かない時間が徐々に増えていき、やがて「そういえば今日は全く痛みも痒みも感じなかった」という日が出てくると思います。きっとそれが忘れるということで、「症状がでなくなる」から「忘れる」ということです。それを「病気を意識してるから治らないのだ」なんていう医者までいるようですがおかしな話で、結局健常者には(たとえ医者でも)そんなふうにしか思えないものです。辛さは当人にしかわからないのです。
「結局時間が解決するのを待つしかない」的なことを何度も書いた気がしますが、ほんとにそうだよなと改めて思います。悪い状態が続くとあれやこれやと手を出します。「食事が悪いんじゃないか」、「運動が足りないんじゃないか」、「掃除が足りないんじゃないか」、自分もあれやこれやと考えすぎて極端な行動をたくさんとってきました。でも結局何をしてもダメなときはダメでした。所詮、食事改善やら運動療法もリバウンドが起こらなくなるまで(脱ステから寛解するまで)の間、なるべく悪化を最小限に抑えるだけの補助的なものです。正直最小限に抑えられるかも怪しいです。まぁそれでも何もしないで待っているよりは、色々と試しているほうが気分的には楽なのかもしれません。
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