脱ステロイド経過「最近の手首の症状」

アトピー
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恒例の春の悪化が終わったかと思いきや、またぶり返しています。2年前から初夏にとんでもない悪化を起こしていますが「脱ステロイド経過【結局無事ではすまなかったデコルテ】画像あり」、初夏まで悪くなる体になったとしたらほぼ一年中悪化しているということになります。今のところ去年の6月ほどの悪化の予感はありません。ただ普段はそれほどひどくならない手首から先、足首から先に症状が出ていて、人からぎょっとされてしまうのでこの時期に手袋で隠さないといけないのが大変です。

ドッとひどくなった最近の手首

今回も気持ち悪い写真を沢山含みます。このブログへの流入経路は相当狭いはずなのであまり気にはしていませんが、いつもお見苦しくてすみません。

ここ数日でいきなり手首に大きな湿疹ができ、猛烈なかゆみで掻き壊し、また湿疹ができを繰り返しています。
数年前までは悪化時に出るのは浸出液が主でしたが、今はとにかく血が出ます。前に書いたような気がしますが「患部から出るのが浸出液から血に変わるのは良くなっているサイン」と書いているサイトだったかブログがあったと記憶しています(うろ覚え過ぎてすみません)。これは自分でも感じるところではあり、患部から浸出液が沢山出ていたときと、血が出る今とでは体感的な辛さは確かに今のほうが楽です。見た目はどちらかというと今のほうがグロテスクです。
ようやく少しだけ白っぽくなってきた腕に赤い患部が点在しているので、自分で見てもギョッとするような気味悪さがあります。

2022.5.26
2022.5.27
2022.5.28
2022.5.28

数日前から急に悪くなった手首。同環境・同角度で撮れていないので分かりづらいと思います。それと、アトピーは左右対称に出るといいますが、自分は手と足が連動しているようで、手首が悪くなると足首も同時に悪くなります。
常にほぼ全身に症状が出ている中、手首と足首は基本的にそう悪くならないところなのですが、悪化するときは一緒に悪くなります。
自分の場合は上半身と下半身、悪化する部位がリンクしているようです。手首なら足首も、肘裏なら膝裏も、二の腕なら内腿も、というふうに。

アトピーは血の病気か(瘀血、瀉血、天然刺絡?)で書いた、指にポツッと穴があいて血が出てくる症状も出ています。これが少し厄介で、血が出そうなときは絞って絞って出し切っておかないと、仕事などでちょっと指先に圧がかかると血が垂れてくることがあります。血が沢山出るのは夜中に多いのですが、鈍いかゆみがするときは血が溜まっている(?)合図で、少し引っ掻いただけで小さな穴があきます。それをもう片方の手でギューッとやると血がポタポタ垂れてきて両手があっという間に殺人現場のように血だらけになります。

久しぶりに脱ステ医にかかって

先日、約2年ぶりに脱ステ医にかかりました。最近は色々と人と接しなければならないことが多く、良くならない自分の見た目の悪さにほとほとうんざりしていて、何かいいアドバイスが貰えないかという淡い期待がありました。

結局そんなものはなく、脱ステの治療方針を守っていくしかないとのこと。脱ステの治療方針といっても「とにかく保湿をしないこと」・「摂る水分量に気をつける」・「間違っても再びステロイドを塗らない」といったところです。

自分が強く言われたのは水分制限(食事以外で摂る水分を1日1200ml以下にする)。脱ステを始めた当初から水分を制限するよう医師には言われていたのですが、浸出液が多く出て皮膚が糜爛だらけだったときの喉の渇きは、とてもじゃありませんが我慢できるようなものではなく、体が満足するまで水分を摂っていました。あれを我慢して1日1.2リットル以下にできる人がいたら本当に凄まじい精神力だと思います。

それと自分はお酒(主にチューハイ)を飲むので、それが体を水分過多にしてしまうから「お酒をやめないで治そうなんて甘い」といった趣旨の事を少し厳しめに言われました。まぁごもっともで、酒もそうですが摂る水分に気をつけたことが殆どないので水分制限も考えないとなとは思いました。が、個人的に水分制限をしなければ落ち着かないようなうちは何をやっても劇的な改善はなく、いま自分がやっている糖質制限と一緒で「少しばかり体を楽にする」程度の効果しかないかなと思います。出すだけ出して、代謝するだけ代謝して、何度も何度も細胞が生まれ変わるうちに健常な体に近づく(時間が治す)までは、結局何をやっても本当の改善はない気がしています。

「もうすぐ脱ステから7年も経つのに」と少し弱音を吐いてみたら『それまで一体何年ステロイドを使ってきたと思ってる?』と言われてしまいました。言われてみれば毎日全身に塗り続けた期間が少なくとも3年、それまでも部分的にでも長い間使ってきたわけで、医者からすればまだまだかかるということ。やはりそれだけ慢性疾患のアトピーにステロイドは相性が悪いということだと思います。健康な人がちょっと大きな怪我や炎症を起こしたときに超一時的に使うべきなのがこの薬なのだろうと思います。

一度完全に薬漬けに陥った自分の体が果たして本当に回復するのか、また少し気が遠くなって絶望感も感じていますが、何も気にしなくていい自然な体を目指してもう少し頑張りたいとも思っています。

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